聖なるもの

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政治・行政に限った話ではありませんが、常に変化・改革は必要です

完全に今までのままで良いものなどありません。

世の中は常に、少しずつ変わっておりますので。

改革を主張する際など、

対立軸を明確にする。できれば白か黒かの2択にする。

・今までの方法はすべて間違っている。すべて変えなければならない。

・高齢者のやる事はすべて間違っている。若者のやることが正しい。

などの態度がとられたりします。

改革の必要性を感じている方は多いですので、(特に若手が)声高らかに改革を主張すると、そのフレッシュさもあいまって非常にウケが良い所はあると思います。

そして、変えなければならない点・批判すべき点を見つけるのは簡単です。

しかし、今までのやり方が1から10まですべて間違っているというのは非常に考えにくいと思います。

過去の人物(故人も含めて)が知能・道徳などの面で我々より劣っているなどということはあり得ません。

置かれた時代環境は違いますが、その中で我々と同じくらい良心的で合理的な判断をしてきたと思います。

結局と所、ひたすら攻撃的に批判のみに終始する人というのは、世の中のここを変えたいと言うよりも、批判することで自分を改革者として引き立たせたいという、宣伝的な面が強いのではないかと疑います。

言うまでも無く、これは本来の目的からずれ、実に矮小です。

どんなに古臭く見えても、前例には必ず一理くらいはあるのではないか。

前例が作られた理由を考えるべきなのではないか。

あの人は古い人のように見えるが、本当に耳を傾けるべき所はないのか。

本当に自分はすべてにおいて正しいのか。

こういった態度が本当に「人の話を聞く」態度であり(人の話を利くフリをして誠実さを演出することではなく)、よりよく改革を成し遂げる際に必要不可欠な態度なのではと思います。

源頼朝は、ライバルを殺しつくして権力の絶頂に立っても、皇室を滅ぼそうとはしませんでした。

あくまでも既存の制度(征夷大将軍)を使って、巧妙に改革を成し遂げました。

この態度は日本史において当たり前ですが、世界史的にはぜんぜん当たり前ではありません。

そして、これが今のわが国の(立派な)あり方の所以の一つではないかと思います。

他者(の意見)への敬意、自らを疑う謙虚さを忘れてはならないとよく考えます。

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