平和維持に対する弱い鎖

安倍首相:自衛隊観閲式で「力による現状変更許さない」
毎日新聞 2013年10月27日 19時26分(最終更新 10月27日 19時58分)

安倍晋三首相は27日、陸上自衛隊朝霞訓練場(埼玉県新座市など)で行われた自衛隊観閲式に参列し、日本の主権や領土に関して「力による現状変更は許さないという確固たる国家意思を示さなければならない」と訓示した。具体的な国名は挙げなかったものの、沖縄県・尖閣諸島の領有権を主張し、周辺での活動を拡大している中国を念頭に置いた発言とみられる。
 首相は「平和は他人の力によりもたらされるものではない」としたうえで、国家安全保障会議の創設や、集団的自衛権・集団安全保障に関する法的基盤の検討を進める考えを強調した。
 平和を乱そうとする勢力に対し「国際的な鎖で取り囲むほかない」とした木村篤太郎・初代防衛庁長官の言葉を紹介し、「鎖の強さは一つ一つの輪の強さで決まる。日本が弱い輪であってはならない」と訴え、政権が掲げる「積極的平和主義」について「我が国の21世紀の看板になる」と述べた。
観閲式は、陸海空の各自衛隊が毎年持ち回りで行っている。今年の陸自の観閲式には、隊員4000人、車両240両、航空機50機が参加した。観客は約2万人。米海兵隊が所有し、島しょ防衛を強化するため陸上自衛隊が正式導入を目指している水陸両用車AAV7の展示も行われた。【青木純】


総理の唱える「積極的平和主義」に賛成します。
それこそが世界に対する責任です。

「我々は街の治安を大事にする。安心・安全の街づくりこそが重要である。」
「その為に我々は警察を廃止する。」

というのは正しい手法ではないのは明白だと思うのですが、なぜか軍事の世界になると、平和の為に軍備を放棄するという理屈が幅を利かせておりました。
いくさとは、常に自分たちの側から仕掛ける形でないと起こりえない、そのような無理のある前提がなければ成立しない理屈です。
結果として、戦後のわが国は平和維持に対して消極的、まさに弱い鎖だったように思います。

第1次大戦後の英国やフランスでも、戦後の日本に近い世論があったようですが、結果としてそれらは平和の維持に失敗しました。
我が国として、かつてのヨーロッパと同じ過ちを繰り返す必要はありません。

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