総大将の覚悟

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news1/20121201-OYT1T00379.htm


渡辺代表「小選挙区一本で」敗退なら代表辞任も


衆院選で栃木3区から立候補するみんなの党代表の渡辺喜美前衆院議員(60)は30日、比例選の重複立候補をしない方針を明らかにした。

 栃木県矢板市内で記者団に対し、「不退転の決意で臨むために、小選挙区一本で勝負する」と述べた。

 渡辺氏は「今回は命がけの選挙。生きるか死ぬかの覚悟だ」とし、小選挙区で敗退した場合、代表も辞任する考えを示した。前回選では、比例北関東ブロックに名簿1位で重複立候補していた。

 渡辺氏が出馬する栃木3区では、自民党新人の簗和生氏(33)、共産党新人の秋山幸子氏(61)が立候補を表明している。

 一方、渡辺氏を支援する那須塩原市議16人でつくる「温知会」は30日、臨時総会を開き、6人の退会を承認した。6人は、衆院選で簗氏の支援を表明している。

 温知会は2005年7月、当時自民党に所属していた渡辺氏を囲んで意見交換する場として、自民系の市議有志が発足させた。渡辺氏が09年にみんなを設立した後も支援を続けてきた。しかし、今年1月の同市長選、11月の県議補選では、両党系の候補に支持が割れた。菊地弘明新会長は、「退会の理由は聞いていない。会として衆院選では渡辺氏を応援する」と語った。

 臨時総会ではこの日、新たに2人の入会も承認された。

 3区内では、大田原市のみんな系会派の6市議が今年9月に離反している。渡辺氏が30日に「背水の陣」を強調したのは、足元が揺らぐ中で陣営を引き締める狙いがあったとみられる。

2012年12月2日08時55分 読売新聞)



「不退転の決意で臨むために、小選挙区一本で勝負する」わが党の渡辺代表の言葉です。
今回の総選挙に関しては新規政党が乱立し、いわゆる第3極同士の候補者による戦いも行われる見通しです。
その中で市民の目線を引き付けて勝利し、政策を実現する為には、「総大将」の決意が重要になると思われます。

一方で野田総理の方はしっかりと比例と重複をされたそうで、比較するといささか情けなく感じてしまいます。
選挙区の事情等を考慮の上のご選択なのかもしれませんが、日本の「総大将」とも言える総理大臣が選挙区での勝利を不安がるというのはあまり聞かない話しです。
2000年の森善朗氏以来のことであるとか。

いずれにせよ、安易なポピュリズムに走った政策の安売り合戦ではなく、しっかりとした長期的な視野に立った議論と、覚悟の元に信念の訴えをしてほしいと思います。
テレビでの討論会などでは、脱原発までの日数を競うなどの光景も見られるようですが、それは少し低次元な議論だと思います。

脱原発の主張自体はぜんぜん良いと思いますが、その場で他の政党や候補者への対抗意識から感情的になって、ウチは何年だ!とやるのは、いささか不真面目でわが国の為になる議論ではないと思います。

政治は政策で決まるべきであり、宣伝で決まるべきではない、キレイゴトでもそのように信じます。


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