消防団のあり方

本日、守谷市中央公民館で消防出初式が行われました。

婦人消防団を含め、各分団による行進や点検の後、功績のあった方々の表彰が行われました。


私の所属している9分団からも表彰を受けた団員がおりました。

長年に渡る地域に入った活動は地方自治の基礎となるものだと思います。

過去も含めた地域の実情等について、先輩たちの話を聞くのもおもしろく、実りある1日でした。


総務省によると、東日本大震災の際、200人以上の消防団員が犠牲になったとの事です。

一方で、消防本部や消防署などの職員の犠牲者は20人超と大きな差があります。

被災自治体によって状況はさまざまですが、原因の一つとして装備の不足、特に無線等の情報入手手段の不足が挙げられているようです。


問題意識の高い所では自前でトランシーバーを購入するなど行っていた例もあるようですが、少数派に留まり、全く状況がわからない中で手探りの活動を余技なくされたのが大半だったようです。

以前守谷市で行われた合同訓練でも、車載の無線が繋がりにくい例があり、有事への不安を感じます。


将来的な財政事情の悪化が予測される中、公費による装備の充実は難しいかもしれません。

しかし、消防団を始め、自主防災活動は地方自治の要であると同時に、江戸時代の町火消しから続くわが国の伝統でもあります。

財政難を含めて新しい時代への対応、地域に即したあり方の検討が必要です。

非常に熱心な先輩も多くいるので、頼もしく思うと同時に、協力の上貢献できるよう努力していきたいと思います。

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