対立ではなく共感を

新しいことを始めるにあたって、一人ではできない場合がほとんどですので、人に説明したりプレゼンを行ったりするのが必要不可欠です。
しかし人に向けて何かを説明する際、聞き手の頭が完全に白紙ということはあり得ません。

事前に別の情報を得ていたり、自分の考えや一定のストーリーや考えを持ったうえで聞いているのが普通です。
そして、賛同だけでなく、時にはこちらの説明の内容に頭の中で細かく反論したり、疑問を唱えながら聞いているのだと思います。

こちらは自分の意見は正しいと思っていますので、事実と論理の組み立てだけで、相手を説得しようとしたりします。
しかし、「説得」というのは相手の論理を否定して、こちらの論理に置き換えようとする、ある種の対決姿勢が意図せずとも含まれてしまうようにも感じます。
相手に対決姿勢を感じ取られると反発を生み、聞き手の頭の中のフィルターを増幅させてしまうかもしれません。

こちらが提供する意見の質さえよければ、何の問題も無く伝わるわけではない。
話し手と聞き手の関係性を考慮した、配慮やテクニックが必要なのだと感じます。
「対決」を迫るのではなく「共感」を呼び起こせるような手法、それが身に着けられればと思います。

来週月曜日は一般質問で登壇する予定です。
少しでも「共感」を得られるように頑張ります。

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コメント

  1. 今日はお疲れ様でした。そしてありがとうございますm(__)m
    本当に書かれていらしゃる通り、私もそう思います。
    気短で食ってかかるようなことしてだけど。そんな自分がアホでありなんとレベルが低いのか。。と気付き
    そしてそんなことから生まれるものは。。
    ろくなもんではないと反省。
    自分の態度が鏡に反射して映り自分に跳ね返ってきてるだけと。やはり自分の態度というものをよく考えないと共鳴も生まれないやと
    小さな社会。日常でもいろんなことあるんで私もこれからも気をつけて自分を訓練していきたいと思います。
    やっぱり争うことよりも助けあい協力できるような社会がいいです(^_^)
    末村議員は優しいし紳士です☆

  2. >LOVE&PEACE=HAPPY。さん
    ご指摘の通り、人間関係は鏡だと思います。時に自らの敵意が新たな敵意を生んでしまうかもしれません。特に議会の場では言葉選びに気を付けてはいるつもりです。うまくできているかは我ながら疑問ですが。

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