ノイジーマイノリティとサイレントマジョリティ

日本の政治思想の対立構造として、大きく2つの発想があるように思います。

●親大陸派
・人種・肌の色的なものを重視。アジアの連帯のような主張を好む。
・統制経済重視。親社会主義。
・中央集権重視。
・形式的観念論、正当論を重視。演繹思考を好む。

●親英米派
・人種よりも政治体制を重視。国際主義を好む。
・自由経済重視。反社会主義。
・地方分権重視。
・現実主義的、経験を重視。帰納思考を好む。

例えば日露戦争における日本勝利について、
親大陸派・・・白人に対する有色人種の勝利。
親英米派・・・啓蒙国家の専制国家への勝利。という具合に感想が分かれるようになるのではないでしょうか。

あくまで独断ですが、日本人の多くはそれこそ明治の頃から親英米派が多数であり、親大陸派は少数であったのではないでしょうか。
しかしながら、政治家、マスコミ関係者、学者などの世界では、なぜか親大陸派の割合が飛躍的に高まるように感じます。
これらの世界の関係者は発言する機会が多く、結果として実際の世論とは異なる方向に言論空間を歪め、政治体制を国民から乖離させてきた可能性があります。

今回の参議院選挙では低投票率を予測する声もあるようですが、それでは、ますます政治の国民からの乖離を助長させかねません。
ネット選挙解禁が良い方向に作用することも期待しますが、少しでも投票率を高め、世論と政治が合致する方向に進むことを願います。
皆様投票に行きましょう!

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