守谷市動物愛護協議会で視察に

本日は、守谷市動物愛護協議会のメンバーの有志6名にて、横浜市の動物愛護センターに視察に伺いました。
残念ながら、施設内の写真撮影は許されなかったのですが、非常に先進的な取り組みを目の当たりにでき、大きな刺激となりました。

●人と動物が共に快適に暮らせる環境づくりの拠点とする=生かすことを前提とした施設
●市内18か所の区役所と連携の上、地域の実情に即した取り組みを展開
●動物関係団体や市民ボランティアとの「協働」を基本とする

保護や啓発だけでなく殺処分も行っている施設であり、さすがに横浜市の規模ですので、殺処分ゼロというわけにはいかないようですが、
平成23年度の殺処分数は犬48頭、猫188頭
平成24年度の殺処分数は犬61頭、猫527頭

と、茨城県とは桁が1つ違ってくる状態です(人口は横浜市よりも茨城県の方が少ない)。
さらには、収容動物の飼い主への返還率が50%に近い数字で、10%にも満たない茨城県とは大きな格差を感じます。
また、飼い主のいない猫への不妊手術等への助成に3000万円もの予算をつけている点にも覚悟の違いを感じました。

細かいエピソードも多々伺いましたが、行政として地域に入り自治会等と話しあいを緊密に行ったり、市民ボランティアとの連携など、ものすごい裏技・特効薬的なものはなく、やるべきことをきめ細やかに行っている印象でした。
まさにそれが正解であり、桁の違う数字の違いはそれらの積み重ねの違いなのだと思います。

動物になどお金をかける必要はない、どんどん捕まえて機械的に殺処分をしていけばよいというような感覚がかつてのあり方であり、残念ながらまだまだ残っている感覚でもあると思います。
しかし、昨今の動愛法や管理指針の改正などの流れを見ても、そのようなあり方は少しずつですが非常識に、そしていずれは明白に違法となる時期が来るとは信じます。
ワースト1の茨城県ですが、少しでもかつてのあり方や感覚を変えていきたい、そして守谷市はずっと進んだ良い街にしていきたいと願います。
新しいことを行うのは、壁も多く、挫折や後悔もあり、最近は無力感を感じることも多いのですが、私よりもずっと多くの壁にぶつかりながらも、強く信念に従って動いている市民の方はいます。
そのような方々の力になれることは非常に光栄でもありますので、あり難く頑張ってまいります。

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