市民に委ねるのではなく、市民に委ねられているのが行政

丸投げなら小学生でも…市を批判、止まらぬ知事(2014年10月02日 読売新聞)

静岡県の川勝知事の静岡市批判が止まらない。

1日の県議会本会議で、JR東静岡駅北口にある静岡市の市有地活用を巡る議論を取り上げた知事は「(素案も示さずに)丸投げして市民の声を聞くなら小学生でもできる」と皮肉り、市や市議会がリーダーシップを発揮して課題に対応するよう求めた。(以下省略)

JR東静岡駅北口にある静岡市の市有地活用に関して、静岡市として素案を示さずに、いきなりパブリックコメントにて活用法に関する意見を求めていることについての批判のようです。
非常に静岡県知事に共感できる部分があり、特に「市民に委ねるのではなく、市民に委ねられているのが行政。市民に素案を提案し、もんでもらうべきだ」という点は非常に共感できます。
市民の意見を聞くのがとても重要なのはもちろんですが、行政しか持っていない情報、それに基づくアイデアや視点があるはずで、それらに基いて先にアイデアを出して、それを公の場で市民目線によって検討し、洗練してもらえば良いはずで、その方が建設的に思えます。
先にアイデアを出すことは、批判にさらされるリスクがあり、行政は市民からの批判をとても気にするのは良くわかります。
しかし、批判を恐れるあまり、行政の持っているアイデアは温めておき、後から出すだけでは、パプリックコメント等が一応市民の意見は聞きましたよというポーズになりかねないようにも思います。
できれば、先に行政がアイデアを出し、さらに市民参加の協議会等で、もんで洗練していく過程をオープンにできればなお良いように思います。
パブリックコメントでは、どうしても書面のやりとり的になってしまいます。
守谷市でも市民参加の協議会等で議論されていることは数多くあります。
非常に参考になる視点でした。

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