つくばエクスプレスの今後の展望に関する勉強会に参加してまいりました。
講師は首都圏新都市鉄道株式会社、経営企画部長の阿部竜矢氏。
先日、守谷市、つくばみらい市、つくば市の三市共同で行った通学定期券の値下げを求める要望活動に関しては応じられないとのこと。
その理由として大きなものは、値下げを担保する財源が無いこと。
建設費用約8000億円のうち、35年かけて分割返済に充てる分として毎年約200億円ほど、1日当たりにすると5000万円の返済が必要であるという点が挙げられました。
通学定期券に関しては、常磐線と比べていかに高いかが比較されましたが、19世紀から建設が始まった常磐線と比較するのは、建設費用償却などの面で無茶な点があるのは事実だと思います。
とはいえ、運賃や定期券代金は沿線開発の競争力にも直結する話ですので、今後とも地域の意見等を伝える機能を、3市の市議会共同で行っていく必要性を感じます。
本日も、車両内のwifi環境の使いにくさや、終電到着駅延長など具体的な要望も伝えられました。
その他、現在のTXの取り組みとして、混雑緩和に向けて1時間当たりの運行本数を22本から25本への増加すること。
また、追越整備工事により、現在流山おおたかの森で行っている快速電車等による追い越しを守谷駅でも行えるようにするなど、利便性向上に向けた改修工事等が行われているとのことでした。
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