本日は「守谷に市民ホールを作る会」の皆さんとの出前懇談会が開催され、中央公民館の改修工事や新しい音楽ホール新設に関する意見交換をさせていただきました。
まず、中央公民館の「改修」という表現が少し誤解を生んでいる面もあるように感じることがありました。
現状は工事設計段階で、工事予算額等が定まったわけではありませんが、少なくとも現在の工事設計の考え方として、基本的には「修理」に過ぎないものだと認識しております。
エアコンが壊れたり、マイクが使えなかったり、照明が半分ほど消えてしまっていたりする状況ですので、それらを修理して機能を復旧させるのが主な改修の内容で、中央公民館のパワーアップ、バージョンアップの計画ではありません。
もう一つは、複数の話や要望が交錯してしまっている現状もあるなと感じます。
中央公民館の改修メニューや予算額等を議論するのと、音楽ホールの新設の具体案を話し合うのとでは、まるで別の話です。
今日の懇談会でも、やはり音楽ホールに関する要望を多く伺いましたので、それならばどうやって建設場所や予算を捻出するかという話に集中すべきではないかと、個人的には感じます。
施設新設に関して私の個人的な感想ですが、
●音楽ホールがあった方がよいのは自明である。
●ただし、音楽ホールに関してはいくら予算がかかっても構わない、他のあらゆる事業の廃止や予算削減をしてでも実行すべきとは考えない。
●要望があった規模の音楽ホールを新設するとしたら、近隣自治体の事例などを参考にすると、建設費で40億~60億、年間のランニングコスト3億~4億で必要と思われる。
●上記の規模の負担は、将来的な守谷市の財政事情を考えると過大である。
●従って建設をするなら、PFI(プライベイト・ファイナンス・イニシアティブ)など別の手法を考えるしかない。
といった所を感じています。
懇談会の中でも、お金がないからできないで終わってしまっては知恵が無いという意見がありました。本当にその通りだと思います。
いかに建設的でかつ現実的な手段を検討していくか、そこに集中すべきではないかと感じていますが、関連陳情も議会では継続審議になっております。
今回の懇談会を踏まえ、今後の進め方について協議がなされる予定です。
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