2日間、福岡県へ視察に行ってまいりました。初日は福岡県中間市へ。
手作りの歓迎札で迎えて頂きましたが、何と「もりやもり」まで入っているのに驚きました。
福岡県中間市は、人口は42,000人、面積15.96㎢ですので、守谷市よりやや小ぶりで、コンパクトな街です。ただし高齢化率は36.2%(守谷市は21.4%)とかなり高めといえます。
視察テーマは「校区まちづくり協議会」制度についてです。
小学校区単位で、まちづくり協議会を設置し、校区内の自治会や老人クラブ、PTA等、各種団体の連携を進めるものですが、守谷市でも同様のしくみが議論されております。
「まちづくり協議会」設立の提案(将来を見据えた「地域づくり」の考えかた)
中間市は取り組みが早く、平成25年度から段階的に発足させており、先進事例として重要と感じます。
発足にあたっての重要な背景として、高齢化の進展が守谷市より早いこともあり、自治会等のメンバーが減り、行事を行うのに支障が出てきたという点があるようです。
そのため、まちづくり協議会を通じて他の団体からメンバー支援を受けて、何とか行事を回すしかない。ある意味市町村合併のような、やむを得ずといった事情が大きいようで、その辺は守谷市とは異なります。
とはいえ、地域づくりの進展という目指す所は同じです。
中間市でも、まちづくり協議会制度を始めて見ると、予想していた以上に校区によって意見の違いが大きくなり、さまざまな地域づくりが始まった印象があるようでした。
行政主導だと、公平性の呪縛という事情もありますし、どうしても画一的な制度設計になりがちです。
その他にも
●「まちづくり協議会」が地域の団体の上位に君臨することになりはしないか。行政からの補助金はまちづくり協議会を通さなくては受けられなくならないか。
●自治会等と、まちづくり協議会の役員、結局同じメンバーが多くなってしまわないか。守谷市の場合、特にみずき野地区に関しては自治会とのエリアがイコールになることから、懸念される。
●守谷市地域福祉計画とまりづくり協議会との役割分担をどう考えるか。
などなど、多くの点に関して、率直なヒアリングと意見交換を行うことができました。
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