一般質問に登壇しました。来年度以降の図書館運営方針に関して

本日一般質問に登壇しました。テーマは一つで、来年度以降の図書館運営方針に関するものです。

市立図書館の運営に関し、来年度以降、指定管理者から市の直営に戻すことが予定されておりますが、総じて戻さなければならない理由が明確になっていないと感じます。
 
重要なのは利用者の目線からの満足度です。教育委員会や市職員からの目線ではありません。
貸し出し件数やボランティア登録数などの数値や利用者アンケート等、あらゆる面で、指定管理者移行後の利用者満足度は向上していることは明らかで、教育委員会による点検評価報告等でもそのように総括されています。
 
それなのに例えば、指定管理者移行後レファレンスサービスが低下したから直営に戻すのだと、行政サイドからは主張されます。
しかし、利用者アンケートによればレファレンスも含めて利用者の満足度は向上しています。そこを問うと、いやレファレンスサービスが低下したという声があります、で終わってしまう現状があります。
不満の声があったのは事実でしょう。しかし、それは一部の声の可能性もあり、トータルにサービスが低下した根拠とするわけにはいきません。
アンケート結果等、ある意味行政サイドにとっては不都合な事実なのかもしれませんが、満足度が向上しているという市民の声が恣意的に無視されていると感じています。
 
一事が万事この調子でありまして、利用者の満足度向上等とは別の力学から、直営に戻すという結論が先にありきで、戻す理由は後付けに過ぎないというのが個人的な印象です。
経営の話ではなく、ある種の政治力学的な話になってしまっています。指定管理者に戻すことが議決案件になっていないこともあり、議会の一員としてもどかしい思いもあります。
 
とはいえ、運営主体が誰か本質的な問題ではありません。市の直営であろうと利用者の満足度が指定管理者時代以上に向上すればそれで良いとも言えます。
少なくとも、指定管理者によって拡大したサービスの幅、トータルの運営コスト等を含め、直営後に市民目線での満足度が低下することの無いよう、かつそれらが行政の主観的な印象だけでなく、明確なエヴィデンスをもって検証できるよう求めました。
年明け以降も再度確認をしていきます。

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