今日の全員協議会で、現在改修工事中の中央公民館に関し、9000万円規模の追加工事が必要になったとの話が出てきました。
内容としては大きく2点。空調ダクトのつなぎ目にあるパッキンにアスベストが検出され、ダクト全体の交換が必要になったこと。また、ホール脇にある空調ダクトスペースに水たまりが発見されたことへの対応との事でした。
工事金額も大きいですが、諸々突っ込みどころも大きく、かなり会議は紛糾しました。
下記リンク先にもありますが、入札を経た最終的な工事金額は税込みで8億円弱くらいの規模です。
入札結果一覧(平成31年2月21日執行)
それが、最終的な金額ではなくなってしまったわけですが、9000万円規模で新たに増えるのは気楽な話ではありません。
以前にも、さんざん揉めた工事案件でした。行政も揉めた経緯を見ていたはずですが、その割には、9000万円新たに必要になりました。よろしくお願いします。と実にあっさりした感じでお願いされまして、まずそこに驚きました。
そもそも古い建物なので、あちこちにアスベストがあることは予測できるはずなのに、当初の設計見積もり時に見逃され、後出しになってしまったのはなぜか、などの指摘もなされ
結局、行政の人間だけでなく、改めて設計者に来てもらって説明を聞きたいということになり、これから日程調整がされることになりそうです。
もう一つ、9000万円追加の「お願いのされ方」に大問題がありました。
これも寝耳に水の話でしたが、工事の追加に関して、工事契約の変更、補正予算など、議案を上程する気が行政には無いようで、今日の全員協議会の説明をもって工事の進行を了承してほしいという意向だったようです。
私としては、説明を聞いた当初は、当然に臨時の本会議等で議論がされると思っていました。
しかし、まさに「お願い」だけで追加工事のゴーサインを得ようとするとは、そんな発想がありませんでしたので、ここは本当に驚きました。
技術的な話にもなりますが、中央公民館改修工事に関して、当初の予算では10億円ほどの金額が可決されておりました。
入札の結果、トータルで8億円弱に落ちましたので、当初予算と2億円ほど差額が生じております。従って、差額のうちで9000万円程度ならまかなえるというのがまず一つあるようなのですが、そういう問題ではありません。
行政としては、工事スケジュールを遅らせたくないという意向があるようで、そこは理解できます。
しかし、9000円ではなく9000万円の買い物ですから、さまざまな角度から意見交換をし、検討する場を設けるのが当然です。
まずは、設計者を招いての会議はできそうですので、そこで追加の詳細な議論ができればと思います。来週あたりの日程になりそうです。
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