中央公民館の改修工事予算案が、一応可決をされました。

先日も触れさせて頂きました、中央公民館の改修工事予算案について、本日一応可決されました。
一応というのは、付帯決議がもれなく付いておりまして、私が付帯決議案の提出者ともなっております。
議案第90号 平成30年度守谷市一般会計補正予算(第5号)に対する附帯決議
平成30年11月臨時議会議員別賛否一覧表
 

スケジュールとしては、年明け3月に入札を行い工事契約、その後約1年間かけて改修工事となる予定で、工事期間中の1年間は休館期間となります。
繰り返しになりますが、私としては改修工事案の多くを占める「修理系」の工事とはあきらかに性質の異なる、音響反射板の設置工事費用(3900万円)に関して慎重な姿勢です。そのような思いからも付帯決議案を提出させて頂きました。

中央公民館の改修工事予算が上程予定です


付帯決議には16対3で賛成頂きましたので、結果として、当面は音響反射板の部分に関してのみ凍結に近い形となると思っています。
11月13日には全員協議会が予定されておりますので、その機会にも行政サイドより、音響反射板の設置検討に至った経緯や、工事メニューの比較検討過程の説明などがあり、理解を得る努力がなされるものと思われます。
 
まず、音楽愛好家の方による、音響効果の優れたホールをという願いは真摯なものであることは疑いがありません。しかし、その願いをかなえる場として、昭和57年生まれの中央公民館が適正かというのは、かなり疑問があります。
 
また、3900万円という金額は、例えれば松並青葉地区に一戸建てを建てられる金額です。
当然に、音楽愛好家の方だけがお金を出して3900万円積み上げるというわけではない以上、その設置効果に対して全市民への還元という視点が必要ですが、少なくとも行政サイドの話を聞いた限りでは、それが感じられません。
例えば、行政として「芸術の街守谷」的なビジョンを持ち、イベントの開催回数、市外からの交流人口の数など目標値を定めて、守谷ブランドの向上を通じて、市民全体へ還元をするといった決意や意思があるならば、ずいぶん話は変わってきます。
しかし、少なくとも私の印象としては、3900万円で音響反射板を設置しようと思います。なぜなら音楽愛好家の方から要望があったからです。それ以上のものを感じることができませんでした。
果たして、音楽愛好家以外の市民の意向はどうなのか。そこも考慮に入れて、また財政事情も考えた上で決断をしていくのが行政の役割の一つのはずです。
 
公共施設の維持に関しては、中長期的に厳しいテーマです。ハコモノの少ない守谷市ですら、本当に重いテーマであり、単純に要望があったからだけで済ませられるものではありません。
今月中にはある程度決着をつけなくてはなりませんが、できる範囲で最善の議論をしてまいります。
 

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