隣の異邦人

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[ 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。]

上記は日本国憲法9条1項の条文ですが、趣旨は極めて妥当だと考えております。
意見の違いや利害の衝突があるのは当然ですが、解決のために議論を行うのと、
武力を行使するのでは、まったく次元が異なります。

これは2つの世界大戦を経由して獲得された「人類の英知」だと思いますし、
歴史を後退させることがあってはならないと思います。

同時に大半の日本人はこれを理解し、支持していると信じます。
多くの人が北方領土は日本領だと主張していますが、例えば国後島に攻め込めと主張
する人はまずいません。
領有権主張の正しさは武力行使を正当化しないと理解しているからだと考えます。

ところが例によってかの国では、まったく考え方が異なるようです。
尖閣諸島の領有権を主張すること自体はまったく自由ですが、戦争をするのは
まったく許されることではありません。

国内の犯罪者の話ならば、警察が取り締まりますが、国際社会に警察はありません。
隣国の暴力主義を正確に認識し、自ら外交的・軍事的に現実的な「対処」をすることが、
憲法の掲げる「平和主義」への道だと信じます。

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