http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121125-OYT1T01018.htm
目立とうと・昔の事件まねた…信金立てこもり
愛知県豊川市の豊川信用金庫
特捜本部は、手口や供述などから1979年に大阪市で起きた三菱銀行猟銃人質事件を模倣した可能性があるとみて、犯行に至る経緯や動機の解明を進めている。
捜査関係者によると、長久保容疑者は23日未明に逮捕された直後の調べに、「野田内閣を退陣させたかった」と供述。籠城中は交渉役の警察官に、野田首相をテレビに出させ、辞任表明をさせるよう要求していた。24日頃からは「自暴自棄になっていた」と供述。「立てこもり事件を起こし、目立ってやろうと思った」などと話し始め、「昔の銀行立てこもり事件をまねた」と供述しているという。
(2012年11月26日07時31分 読売新聞)
野田内閣の退陣要求を出していたとの事。
どこまで本気だったかわかりません。自暴自棄になるまでに何があったのかもわかりません。
何かしら社会に対して不満を感じる、社会のせいにしたくなる心理だったのかもしれません。
海外でも人質立てこもり事件が発生することはありますが、例えばロシアなどの場合だと、すぐさま強行突入されて射殺されてもおかしくないと感じます。
今回の事件では、マスコミのカメラの前に堂々と身をさらしたり、うたた寝をするなど油断していた面もあるようです。
当人としては、ロシアの政府のような対応は日本は絶対にしてこない確信があったのだと思います。
野田内閣の退陣要求をし、社会を批判していながら、射殺命令などの乱暴な事は絶対にしてこないと安心しているわけです。
内心で信頼しているからこそ、安心して批判もできるというわけですね。
そのような意味でとても卑劣な心理状態だと思います。
不満を訴えるなら他にいくらでもやり方はありますし、社会を変える前に己を変えた方が早かろうとも感じます。
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