建国記念日に際して

あらゆる国には代々重ねてきた伝統、生活習慣、物の考え方があり、それらが地域や国を作っています。そして、国ごとに異なるそれらの存在はすばらしく、それぞれにおいて必然性があるものだと思います。


しばしば、理想に燃えた革命家などが、(独裁的な権力をもって)声をからして理想を叫び、演説を行って国を作り変えようとしますが、国というのは広く国民全体の日常的な行動の積み重ねでできているもので、一人の政治家や特定の政党がコントロールして作っているものではありません。

結局うまくいかないので、大抵の「革命家」は大量殺戮を行ったりします。


国をつくる主たるのは国民一般であり、政治家や政党ではない。当然、国を良くするのも国民一般であり、政治家ではありません。

これは私自らの職務における責任放棄でも自虐でもありません。

国民一般の日常的な行動や判断に対する信頼、そして仮にどのような悪い状況になろうと周りの同胞と運命を共にしようと思える地域や国への愛着が無ければ、最終的によきことを成せないのだと考えます。


wikipediaの建国記念日に関する記述を見てみると、各国の建国の由来等が書いてあります。

建国日としてだいたい17世紀から20世紀の日付が多くありますが、その中でわが国の場合は突然紀元前660年となっており実に目立ちます。

一度として決定的な崩壊をしなかった、古代王国が現代まで継続している世界史的な奇跡の国なのだと実感いたします。


従って伝統や生活習慣などの積み重ねに関しても世界一の厚みがあると思われます。

その上に我々がいるわけですが、これは少なくとも私個人にとって、強力な自国・地域や同胞への愛着と信頼となっております。


経済的なまたは外交的に厳しい状況もありますが、本質的に私は楽観しております。

我々は良い人間関係、良い地域、良い国をつくっていけると信じます。

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