【長谷川豊】各党の支持率を下落率で見てみると……
「下落率」とは各党支持率の増減の絶対値で見るのではなく、元々の支持率からの下落した割合でみるということで、確かに支持率30%から2%減った場合と、支持率5%から1%減った場合では、後者の方がダメージが大きいでしょう。今までそういう見方はしたことがなかったので、斬新に感じました。
各党の支持率、世論調査の類は実施するマスコミの主観等によってフィルターが入りますので、完全にはうのみにできませんが、マスコミごとにそんなに乖離した数字も出ないようなので、だいたいこれくらいだろうという参考資料にはなると感じています。
記事中から引用しますと、共同通信の調査結果だそうですが、安保関連法案成立後の各党の支持率は、
自民党32.8%(2.2%減)、民主党9.5%(1%減)、維新の党2.8%(1.9%減)、公明党3.8%(1.3%増)、共産党3.9%(1.1%減)、社民党1.5%(0.6%増)、生活の党0.5%(変化なし)
だそうでして、印象的なのは、あれだけ激烈に反対運動を行い、世論を味方につけたはずなのに、社民党を除く野党が軒並み支持率を下げており、しかも「下落率」で見れば自民党よりもダメージが大きいという点です。
必要以上にマスコミに流されないといいますか、世論は案外冷静で自分なりの見方をしている人が多いのかと感じるとともに、トータルには政党離れや政治不信が進んでいるのではと想像しました。
個人的にも、一連の国会の議論はまず議論が噛み合ってない場面が多く、全く建設的ではなく、かつその手法においても品がなく、げんなり感を多く感じました。
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