自由討議、議論の活発化について

守谷市議会をはじめ多くの議会では、議案に対して

●まず疑問点の確認のため「質疑」を行い

●後に議案に対して賛成か反対か立場を明確にした上で、「討論」を行い

●最後に採決を行うという

という流れで議論を行います。


この「討論」の部分ですが、まず反対の立場からの討論を行い、次に賛成の立場の討論が行われます。

討論というとお互いに対して意見をぶつけ合うというイメージですが、残念ながらそうはなっていません。

しばしば、賛成討論が反対討論に対する反論になっていません。

下手をするとそれぞれ討論の持っている論点が全く異なっていたりします。


もちろんの事、別にしっかりと意見のぶつけあいは行われています。

委員会の場はかなりやりやすいと思いますが、議員個人間や会派間などでも議論は行われています。

そうでなければ何も決められません。


一方、多くの議会で議会基本条例の議論がなされ、その中で例えば質疑と討論の間に議員間での「自由討議」を行い、論点の整理などを行おうという動きがあります。

このような流れの本質は、採決の結果だけでなく、議論の過程も含めてなるべく公開せよという意味なのだと思います。

最終的に採用されずとも、議論の過程で価値ある意見が出ることもありますし、別の議案や場所ならば応用できるかもしれない、そのような意味で過程も含めて公開性を高める事は意義あることだと思います。


慎重な意見として、しうまく機能せず、本会議が混乱してしまったらどうするといった懸念もあるようです。

何でも同じだと思うのですが、うまくいかせるもいかせないもその場の人間に左右されるもので、制度自体に根本的な混乱原因がある例は少ないと思います。

つまりうまく機能させるように努力するしかないと思います。


この種の流れは「やるかやらないか」でなく「いつやるか」の話だと思います。

同時に守谷市議会はきちんとやっていけると信じています。

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