改憲議論について

本日は憲法記念日ですので、新聞各紙や各政党も改憲について言及しています。

改憲議論といえば大きいのはやはり9条だと思います。
2項の「陸海空軍その他の戦力は保持しない」は現実と合致していません。
加えて、戦力放棄は平和を目的としているはずですが、実に不合理だと考えます。
警察廃止→治安向上は成り立ちません。
よって私個人としては9条2項は破棄、少なくとも何かしらの改正をすべきと考えます。
(ちなみに1項はそのままで良いと考えています。)

これは一例ですが、その他にも一院制の議論、道州制など統治機構に関わる点などさまざまな議論すべき点があります。
世の中は流動しており、何十年も同じしくみのままで問題が無いという事はあり得ません。
大いに改正を視野に入れた議論をすべきだと思います。

96条改正についても多く語られていますが、これは改憲発議に関するものであり、その他の内容部分とは少し違います。
改憲への要件の厳格さ、硬性憲法のあり方をどう考えていくかというのが本筋だと思います。
権力には縛りが必要と考え、あくまで厳格さを要求していくのか。
それとも発議を容易にし、国民との距離を身近なものとすべきかなど。

その他に改正したい部分があるので、96条改正を進めようとか、改正したくない部分があるので96条改正に反対するとしたら、本筋からずれた議論となり、チャンスを逸することになりかねないと感じます。

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