最低限の潔癖さ

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131108-OYT1T00798.htm

自民、公明、民主、みんな、共産の与野党5党により、参院の渡航不許可の決定に従わずに北朝鮮を訪問したアントニオ猪木参院議員に対する懲罰動議が共同で提出されました。

北朝鮮に関しわが国は、拉致問題という大きな問題を抱えており、解決に向けて多くの人が動いています。
そこに個人で、別の動きをし、さらには相手国の政府関係者と会談等行うのは、問題を別の方向性に向かわせる可能性もあり、もしかすると解決から後退させてしまうこともあるかもしれません。
適切な行動だったか非常に疑問です。

スポーツ交流を通じた外交を行うとの事ですが、拉致問題はもちろんの事、かの国の政治体制や人権の状況などについて、ほとんど言及することはなかったようです。
相手の耳に痛いことはけして言わずに、ただ相手が心地よい会談を行うだけでは、それこそ利用されるだけになりかねないように思います。

アントニオ猪木氏の内心では、言いたい気持ちは非常にあるけれども、戦略的に今は言わないでおこうという判断であることを願います。
少なくともかの国の政治や社会体制に対して、嫌悪感や義憤を抱くような、ある種の潔癖さが国会議員には絶対に必要だと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. 私驚いたのは、選挙特番で「維新の政策知ってますか?」と突っ込まれていたことです
    え?政策知らないで、はししたに言われて動いているだけ?
    小沢の言いなりになり、いつの間にか引退せざるを得ない状態になった元柔道選手
    国会議員ってなんでしょうね

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カテゴリー

アーカイブ

ページ上部へ戻る