http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140803/fnc14080315000002-n1.htm
最後にある「アベノミクスは筆者の知る限り、本来は増税よりも成長を優先する経済思想のたまものだったはずである。増税では経済も財政も再建できないことを安倍内閣は再認識し、狂った羅針盤の廃棄を命じるべきだ。」
という指摘が印象的です。
個人的には、増税というのは手段であって、目的の為に合理的ならば否定しません。
そして目的とは、増税を持って政府の増収につなげ、そして国民の社会保障の充実につなげる事だと思います。つまり、増税の結果、国民の消費が抑制され、結果として減税になってしまってはたまったものではありません。
役所の思考回路として、理由を重ねてから結論(増税が合理的など)を決めるのではなく、結論を先に決めてから、後から正当化するための理由を後づけする(結論に反する不都合な事実は無視する)というのは、私の体験からも良くあるように思います。
全ての因果関係を説明することは誰にもできません。例えば減収の原因は消費増税ではなく、どこどこの金融危機のせいだ、◯◯国のバブル崩壊の影響だなどと他の影響を言い張れば、それを完全に否定するのは難しいと思われます。
10%増税(の正当化)に向けて、夏以降、新聞等によるキャンペーンも増えていくのかもしれません。
少なくとも、政治サイドとしては、結論ありきではなく、目的合理性に沿った健全な議論を重ねて欲しいと願います。
改めて、私は消費増税には反対です。
なぜなら消費増税は景気後退→減収→国民福祉の減少となりかねないと思うからです。
これが完全に私の勘違いで、消費増税が国民福祉の向上につながるとしたら、一向に構いません。現状では、消費税は10%になる公算が高いように思えますので、ぜひともそうなって欲しいと思います。
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