地方議員のつぶやきその⑮ 「某アニメっぽい地方議員の論争」

地方議員のつぶやきその⑮ 「某アニメっぽい地方議員の論争」
沙亜議員「職業に貴賎はない、官民は対等であって上下関係は無いというのは建前に過ぎない。実際には上下関係があった方が楽なのだ。なぜなら自分を「下」に置くことで、社会に対する貢献や責任を回避し、社会の問題を一方的に「上」にある人間のせいにできるからだ。」
安室議員「エゴだよ!それは。人はそこまで怠惰ではない。」
沙亜議員「多くの市民が、議員が何をしているか見えない、意見を伝える機会がないと口を揃えて言う。そのくせ議員が訪ねて行って話をしようとしても、真剣に自分の意見を伝えようとする市民がどれだけいるというのだ。内心はどうでも良く、ただ一方的に「上」に対して非難ができる権利を保持していたいと思っているだけだ。だからこそ我々がしっかりしなくてはならない。」
安室議員「多くの人は自分の仕事を通じて社会貢献をするのに忙しく、また「官」からの恩恵を必要とするほど軟弱ではないだけだ。わが国は社会主義国家ではない。「官」の役割はあるが、社会の多くは「民」によって維持され、その多くは人の援護に頼らず自力で活動し、社会貢献をしている貴い存在だ。あなたの主張は世の中の主役になれない単なる愚痴なのではないか。」
沙亜議員「何を言う!私は世の中を良くするために・・・」
安室議員「世の中は役所、企業、個人などのすべてのプレイヤー皆の共同作業で良くしていくものだ。特定少数のエリートに「良くしてもらう」ものではない。」
沙亜議員「我々にしかできない仕事があるだろう・・・。」
安室議員「それはある。自動車メーカーにしかできない仕事、保険外交員にしかできない仕事があるのと同じだ。我々の役目を粛々と果たせば良い。」

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