地方議員のつぶやきその⑤

保守や革新といった政治イデオロギーがあります。
保守=変えてはならない(伝統を守らなければならない)
革新=変えなくてはならない(時代に合わせた新しいしくみを)
これらに基づいて政党が形成されるべきという意見もありますが、現実は結構ご都合主義に見えます。
保守と言われる政党が安全保障政策についてはものすごく革新的だったり、逆に革新と言われる政党が、例えば憲法に関してはものすごく保守的になったりしています。
結局のところ、すべてを絶対に変えてはならない、ないしはすべてを変えなくてはならないなどはあり得ないのだと思います。
伝統は過去の民意の集積の結果であり、現状に関して無価値などということはあり得ません。また、時代は常に変わっており、いつまでも同じやり方で良いというのもまたあり得ません。
国民の幸せにとって何が良いかという視点で、個々の問題に関してバランス良く考えていくしかなく、いわゆる保守(革新)だからこう考えなくてはならないなどといった、パターンや作法に囚われては本末転倒です。

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