ある方から、高田馬場にて始まった地域通貨「アトム通貨」に関するお話を伺う機会がありました。
アトム通貨とは、単位「1馬力」につき1円として使える地域通貨で、飲食店で顧客がマイ箸を持参した場合、青果店で地産地消の商品を購入した場合、レジ袋を断った場合など配布されるものです。
地域の活性化を目的として、地元商店街、NPO、大学等による実行委員会で運営されており、全国各支部における配布料は通算で2000万馬力(2000万円)にものぼるそうです。
ボランティア活動等に経済活動を加えて、地域活性化を図るというアイデアは興味深いものがあります。
同様の地域通貨はいくつかの種類があるようですが、廃止されているものもあります。
失敗の原因として、行政が主導し、地域住民との協働が不十分だった場合、地域通貨の流通自体が目的化してしまい、地域住民のコミュニケーションの活性化が見失われてしまった場合などが考えられるようです。
課題はありますが、参考になる点の多い構想だと感じます。
さまざまな事例を調査していきたいと思います。
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