地方議員のつぶやきその㉚ 「改革への期待感を失わせてしまったかもしれない」

地方議員のつぶやきその㉚ 「改革への期待感を失わせてしまったかもしれない」
これまでの経験を振り返りますと、議会の現場というものは、外から見ているよりも良かった面もあります。
同時に、思っていた以上にダメだった部分、例えば市民目線の議論よりも、「議会村」的なローカルルールを優先してしまうような、そんな面も感じます。
つまり、改革は今後ともまだまだ必要です。
あえて「議会村」の空気を読まずに指摘をして、時に白い眼で見られることは、私の存在意義でもあると信じますし、今後とも尽力していくつもりです。
一方で、先日の統一地方選の前半戦を振り返ってみると、その全国的な投票率の低さに驚き、何とも言えない悲しい気持ちになりました。
なぜ悲しいかというと、その背景には、有権者の根本的な政治への失望があるかのように感じてしまったからです。
数年前までは、議会や政治の現場を改革するぞという意欲や期待感が、議員だけでなく有権者の間にも広くあったように思います。
そして、ここ1年くらいで驚くほど急速に失われてしまったようにも感じます。
絶望的な投票率の低さ、選挙の盛り上がりのなさは、ある意味で民主主義の危機とも感じますが、その原因が政治への期待感の喪失であるとすると、私たち現場に携わる人間の罪は大きいと思います。
今後の活動、情報発信に際して、今一歩腹を据えてかからなければならない。やるせなさと共に静かな闘志を燃やしています。

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