地方議員のつぶやきその㉙ 「以外な悪影響」
「長期政権は必ず腐敗する」という理由はよく唱えられますが、たとえ腐敗していなくても、長期政権の弊害はあるのだという指摘を聞き、感銘を受けました。
それは権力の腐敗等の選ばれた側の問題ではなく、選ぶ側に出てくる問題、つまり優秀で結果を出せる、優れた人格のリーダーがいることで、「あの人に任せれば大丈夫だろう」と周りの人が
自分たちが怠惰であることを問題視しなくなるという問題という事です。
長期政権であればあるほど、周りの当事者意識の喪失は習慣化し、それは優秀なリーダーがいなくなった後への、致命的なツケとなるのかもしれません。
漢の高祖は頼りない君主であったので、張良や韓信など周りの家臣が頑張った結果、天下取りに繋がったというエピソードを思い出します。
しかし、非常時や大胆な改革が必要な時などには、強力なリーダーシップや優秀な政権は必要不可欠にも思います。
何とも人間社会とは難しいものだと思いますが、やはり最終的な集団の運命は、「個」の性能よりも、一人一人の意識なのでしょうか。
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