中国海軍の情報収集艦、鹿児島県沖の領海に侵入 2016年06月15日 12時37分
防衛省は15日、中国海軍の情報収集艦1隻が同日未明、鹿児島県沖の領海に入ったと発表した。 中国の軍艦による日本領海への侵入が確認されたのは、2004年11月の原子力潜水艦による領海侵犯事件以来2回目。
国家間に問題があるのは当然ですし、他国に対して要求を出したり、それが原因で揉める事自体は全然問題視する必要はないと思います。
しかし、その問題の解決の為に武力を用いるとしたら次元の違う話です。
わが国の憲法にもそのような趣旨の事が書いてありますし、私はその考えを支持します。
中国のやり方としては、問題解決の為に武力を使うことを躊躇いません。
つまりは平和主義とは対極にあるわけでして、周知の話と言いますか、今に始まったことでもありません。
と言っても、外国の事はコントロールできませんので、ある意味諦めて粛々と対処するしかないなあと思います。
これに対して、平和宣言をホームページ上でも高らかに宣言している某県の「平和主義」の知事は今回の領海侵犯事件も含めて、中国に対しては何のコメントもないようです。
ある国(例えば米国や日本)の武力の利用には反対して、別の国(中国)の武力の利用には反対しない。これは要するに「単なる反日、反米」でありまして、「平和主義」ではありません。
平和主義を唱えるのなら、当事者が誰であろうと、先制武力行使者に対して、批判の声を上げなくてはなりません。
このように表面上で装飾されている言葉と、本音が違う事例としか思えない事例、他にも多くあるように思います。特に選挙の時期になると多くなる・・・。
愛国心を説きながら、別の国を憎むことを唱える事例。愛国心は「愛」ですから、何かを憎むことからスタートするものではありません。
少数意見の尊重を叫びながら、同時に自分とは異なる少数意見に対しては一顧だにしない事例。結局、「少数意見の尊重を!」という叫びは、その響きを美しさを相手の攻撃に利用しているだけなのか。
間もなく参院選が始まります。
日本中で壮絶な「ディスり合い」が繰り広げられると思われますが、表面上きれいに装飾されている言葉を取り払い、真の狙いを見極めることも、判断の為に必要な作業だと思っています。
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