植民地と道徳

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たばこは健康に悪いといわれていますので、悪習といえるかもしれませんが、悪徳であるとまでは言えません。しかしもしかしたら、将来は麻薬や覚せい剤のように違法となり悪徳と見なされるかもしれません。

現在、麻薬などをやっている人間は、その違法性だけでなく人格まで疑われますが、過去の歴史上の人間に対しても同じだと思います。

誰か立派な業績のある歴史上の有名人物を挙げて、○○は阿片中毒者だった聞くと現代人はその業績(良いこと)と阿片中毒(悪いこと)とのギャップに驚くわけですが、現代のたばこと同じように、当時阿片は合法だったわけです。

つまり時代によってルールや考え方が違い、それには時代ごとの背景など、必要性・意味があるわけで、現代の基準で過去の人間を断罪することに何か意味があるとは思えません。

韓国政府がよく言及する「植民地支配」に関してですが、当時は世界的に悪徳ではなかったと思います。

「文明国」に支配されることで、支配される側も自分達では作り出せない文明を享受できるという理屈です。

実際に世界中で植民地化前後では、人口が数倍に激増する例がよく見られたようです。

少なくとも飢え死にすることはなくなったと思われ、これを「良いこと」と見なすのは、現代人にも理解は可能でしょう。

根拠の無い人種間の優劣論への疑問や、「食や文明」よりも「自立」を優先すべきではなど疑問は多々あり、過去の人と同じ考え方をすべきとは思いませんが、過去の人間がそう考え、行動していたということが歴史です。

たばこと阿片の関係のように、今の感覚で過去に文句をつけても意味はないと思いますし、いくら文句つけても過去は変えられません。

過去の植民地支配がけしからんと主張するよりも、なぜ日欧米のように産業革命や改革を行うことができず、植民地化を防げなかったのかと考え、検証する方がよっぽど建設的で将来のためになると思うのですが。


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