手段であって目的ではない

・ケインジアンかマネタリストか

・自由貿易か保護貿易か

・増税か減税か

世の中いろんな政策の対立軸があるものです。

政策というのは、現実に対する処方箋ですので、環境が逆になれば(例えば好景気か不景気か、デフレかインフレかなど)やるべき政策もまったく逆になるという事はありそうです。

しかし、テレビに出てくる評論家や学者さんは、いつも同じ主張しかない例が多いように思えます。

デフレだろうがインフレだろうが、好景気だろうが不景気だろうが、海外の景気がどうであろうが、自分の主張する事(例えば増税)を実施すれば、万時うまくいくといわんばかりです。

例えば、昨日まではインフレでしたので増税しろと言っていましたが、今日からデフレになりましたので、前言を撤回し、減税しろと言い変えますというような人の例はまず見たことがありません。

当たり前ですが、政策の目的は国家国民の生活や福祉を向上させることであります。

自己の掲げる政策の無謬性を証明することではないはずです。

テレビなどに出ている人の場合は、キャラ作りが重要なのかもしれません。

「増税の田中」とか「関税撤廃の鈴木」みたいに人と政策がセットになってブランドにしていかないと商業的に困ってしまうのかもしれません。

テレビタレントだったらそれでも良いのかもしれませんが、政治家だったとしたら大いに困ります。

前と違うことを言える勇気や現実への柔軟性などが重要なのでしょう。

言うだけなら簡単ですが、実際わが身になると難しいのでしょうね。

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