かつて、介護施設を経営する会社に勤めていましたので(私は現場ではありませんでしたが)、介護現場の苦労は理解できます。
現場の職員の皆様の努力、献身はすさまじいの一言です。
また、その報酬は生活が困難なほど安く、とても苦労に見合ったものではありません。
低賃金の原因は、もちろん施設経営者の搾取などではなく、収入が介護保険により決まっており、
保険料の範囲内でやりくりするしかない、すなわち構造的なものだと思います。
高齢化社会とどう付き合っていくかは、日本だけでなく、人類的課題です。
介護現場での工夫ももちろんですが、
・経済を成長路線に乗せ、介護保険収入自体を増やす
・予防医療の充実
などの介護施設以外での工夫も含めた、総合的な視野で対応していくことが必要なのだと感じます。
制度の不備や矛盾などを、現場の人間の英雄的努力により補うというシーンが、わが国には多い気がします。
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