○○人とは何か、○○民族とは何かという定義など実はありません。
結局当人がどう思うかどう思いたいかに懸かっていると思います。
フランス人やドイツ人という概念を無くし「ヨーロッパ人」にすることも理論上は
不可能ではないとは思います(現実的には無理そうですが)。
記事の中に中国当局が「血は水より濃い」と言っているとの記述がありますが、
結局、人間が重視するのは血筋の近さだけでなく、自由や平等といった「美しいもの」
もあるのだということ、これに尽きるのだと思います。
そういった「美しさ」を実現できなかった中国当局・中国国民が責めを負うべきであり、
香港市民を責めるのはお門違いでしょう。
中国は台湾を自国領だと主張しています。
すなわち台湾国民は自国民と見なしているということです。
同時に台湾が独立宣言をしたら戦争だ!とも言っています。
普通の人は気に入らない言動をしたからといって、家族や同胞と見なしている人に
銃口を向けたりはしないはずです。
結局、単なる支配欲の現れとしか思えません。
台湾を中国に吸収する、「統一」する簡単な手はあります。
台湾の人が中国はすばらしい、一緒になりたいと心底思えるような立派な国に中国
を発展させれば良いのです。
しないのかできないのかわかりませんが、当たり前のことをしようとせず、「血筋」
や「武力」に走る姿は哀れに思えます。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。