9月議会中に平成25年度守谷市経営方針が発表されました。
平成23年度普通会計決算において、経常収支比率が90.6%と高い数値を示した点への懸念や景気の低迷により市民税の伸びが期待できない点などへの懸念も示されています。
重点課題としまして
①時代を担う子供たちを育むまちづくり
②市民とあゆみ協働のまちづくり
③住みよい環境を継承するまちづくり
が掲げられておりますが、上記の将来の財政状況への懸念に対する答えとしては、いまいち弱いように感じます。
住みよい環境づくりなどは、地域ブランドの武器の一つにもなり、住みよさランキングの向上や人口の誘致に繋がる可能性は多いにあると思います。
しかしそれらの政策は今までの政策の延長線にあり、その結果が上記の懸念へとつながっている可能性を考えると、経常収支比率良化などを果たすためには、効果的ではないようにも思えます。
他にコストと成果の関係も述べられていますが、「コストを維持し、成果の維持を目指す政策」として「農業の支援」「商工業の活性化」「集客資源の創出と充実」などがあげられております。
明確に「成果の向上を目指す」とされている政策も多くあり、それらと比べると、取り組む姿勢が弱いと感じざるをえません。
地域づくりやコストの削減・効率化はとても重要なことですが、例えば経済の活性化により税収を増やすといった姿勢も重要です。
財政的な制約等ありますが、是非ともそういった方向へも力を入れて欲しいと願います。
3月議会でもそのような話をしたのが思い出されます。
経営理念に絶対的正解があるとは思いませんが。
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