http://sankei.jp.msn.com/region/news/121006/ibr12100602150003-n1.htm
9月企業倒産17件 前月比6件の増加 茨城
東京商工リサーチ水戸支店によると、9月の県内企業倒産(負債額1000万円以上)は前月比6件増の17件で、負債総額は18億6800万円増。前年同月比は5件増で負債総額は4億100万円増となった。
倒産件数は4カ月連続で前年同月を下回っていたが、エコカー補助金や金融円滑化法などの政策効果による一時的な抑制という側面が強く、同支店は「政策効果も薄れ、景気低迷の影響を脱却できない中小企業は多い」と懸念を示している。
普通倒産と聞くと、借金、苦しい、夜逃げ、家庭崩壊などの暗いイメージ一辺倒になると思います。
世の中に倒産する企業が無くなったらどんなにかいいだろうとも感じます。
しかし、かつてある企業人に、倒産があるからこそ、世の中が進歩して発展するのだという指摘を受け、衝撃を受けたことがあります。
確かに、想像してみると、倒産がまったくあり得ない社会とは「共産主義」しかありません。
そして、かつてのロシアや中国、現在の北朝鮮などを見る限り、共産主義が国民の幸せを生むとは思えません。
いやいやあれは「真の共産主義」ではなかっただけだという意見もあるようですが。
自らの責任で利益を確保し、会社や生活を守らなければならないからこそ、創意工夫の動機となる、そういった原理は絶対に必要なものなのだと思います。
もちろんの事、景気の低迷は打開しなければならない事です。
しかし、どんなに景気をよくしても倒産はなくなりません。倒産のない共産主義社会は、倒産以上の不幸や痛みを国民にもたらします。
むしろ、倒産や失業に対する、支援策やバックアップを充実させるべきなのかもしれません。
かつて安倍元総理が「再チャレンジ」と言っていましたが、法律や条令づくりだけでなく、雰囲気づくりも大事なのだろうと思います。
国まかせですむ問題ではありません。
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