大好きいばらきネットワーカーの委嘱状交付式の為、水戸県庁へ行ってまいりました。
県内41箇所においてネットワーカー等連絡協議会がありますが、県内各地から多くの人が県庁に集まり橋本知事より直接委嘱状の交付を受けました。
北茨城市などは委嘱者の数がとても多く、もしかすると大震災が地域の輪を強化した面があるのかもしれないと感じました。
委嘱式の後には、茨城大学地域総合研究所の准教授 長谷川幸介氏による講演が行われました。
いつもながら非常におもしろい語り口で実にリラックスして聞かせてくれますが、話の内容は実に真剣で深みがある内容であり、考えさせられるものでした。
●人は生まれたときから一人で立ち上がる事すらできない。つまり、人との縁によって生きることを宿命づけられた生き物である。
●核家族化や都市化の進展につれて血縁、地縁などの人の縁が薄くなった。
●必要不可欠な縁の希薄化を補完する為、新たな縁をつなぐ活動が必要不可欠である。ネットワーカーの責務はそこにある。
長谷川氏は縁の事を「えにし」と読んでいましたが、気持ちが分かる気もしました。
「えん」と読むと、客観性はありますが、どうも無味乾燥で人間味が無い印象を受けます。
「えにし」にはそれらが無く、今回の話のテーマに相応しい表現だと思います。
いつも思うのですが、身近な人間関係や人の想いを大事にしない人間には、「街」や「市民」といった漠然とした対象に対して善を成せるわけがありません。
この大前提、基本を忘れないように活動していきたいと思います。
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