阪神淡路大震災の語り部

央公民館において、守谷市社会福祉協議会の法人化40周年記念大会が開催され、民生委員・児童委員など功労者の顕彰が行われました。

合わせて阪神淡路大震災の語り部、矢崎由美子氏による講演が行われました。


語って頂いた矢崎氏ご自身の体験談、震災発生時から避難生活におけるお話ですが、非常にリアリティと迫力に満ちており、情熱的な語り口もあって心うたれるものがありました。


水道の蛇口のレバー(上から下に押すと水がでるタイプ)が被害を拡大させる要因になった事。


※地震で物が落ちてレバーが押されて下がるが、当然パイプ破損などにより断水している為水は出ない。そのため住人はレバーを戻す事無く避難する。

水道が復旧すると水が出っぱなしになり、家の中がめちゃくちゃな事もあって水たまりができる。電気が復旧することにより壁の下の方にあるコンセントなどから火災や感電などが起こる。


避難先の学校施設のプールの水を浄化などにおいて老人の知恵がとても役立った事。

避難生活を通じて変わっていった不良少年の話。

今しがた目の前を歩いていた若いお母さんが余震の際に亡くなられた話など。


水道のレバーの話など知らない事も多く、とても勉強になりました。

またお話の描写は非常に細かく、込める想いはとても深く、大変感銘を受けました。

あちこちで講演を開いて頂くことで、経験が少しでも共有されることで、街づくりや防災面においてかけがえのない財産にしていくことができると思います。


非常に良い体験でしたので、機会があればまた矢崎氏のお話を聞きたいと思います。

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