弁護士だけが知っている反論する技術
非常に読みやすい文章で書かれてあり、取っ付き易く楽しめました。
「反論とは言葉のキャッチボール、コミュニケーションの一環である」
という指摘など、なるほどと思うものがありました。
ただ印象として、特に前半部分に書かれている部分は
・弱点を質問攻めにする
・細かいことを質問し続ける
・不利になったら話を変える
などいかにも「テクニック」という内容が例示されていました。
正直、露骨といいますか、それらのテクニックでやり込めることができたとしても、あくまで一時的、短期的な利益であって、長期的には信頼を無くすという意味で、デメリットも大きいように感じました。
大抵の場合、議論の相手方は一回こっきりではなく、長く付き合っていく場合が多いように思います。
人の悪い強引な手法で一時的な勝利を得られても、それをみんなきちんと見ています。
論理的な思考を磨き、論点の的確な整理をし、それを皆と共有しながら刺激しあうような、周りとの信頼関係を前提とした、建設的な反論等ができれば思います。
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