本日より平成26年度第4回定例会の委員会審査が本格的に始まります。
午前中は私も所属しています総務常任委員会、午後からは文教福祉常任委員会が開催されました。いくつか内容を取り上げます。
平成26年第4回守谷市議会定例会提出議案一覧
●議員提出議案第16号 「消費税再増税の中止を求める意見書」
議案の文面上は、来年10月よりの消費税10%への増税に反対せよとなっていますので、実際にそれは安倍政権によって達成されてしまっている点が問題です。
その点を含めて提案者に趣旨を確認した所、来年10月というだけでなく、未来永劫増税に反対すべきという趣旨とのことでした。
景気等の状況により、増税が正解となる場面、減税が正解となる場面があるはずです。
現時点で増税すべきでないと私は思いますが、将来的な対応を含めてありきで決めるべきではありません。
「増税ありき」は愚かですが、「増税しない」ありきもまた愚かなことです。
というわけで私は反対の意を表しました。委員会としても反対多数で否決されました。
●議案第67号 「守谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例」
端的に言うと、国民健康保険料を値上げしますという内容です。
守谷市の国民健康保険財政は、後期高齢者支援金分の赤字などにより、全体で約1億5000万円ほど、加入者が収めた国民健康保険料以外の部分、つまりは一般会計から法定外繰入をしている状態です。
これは例えば社会保険加入者にとって、社会保険料と法定外繰入分の市民税等と、二重に支払いをしていることを意味し不公平です。
この点を是正する目的との事で、妥当な内容かと考えます。
予防医療の促進など、医療費抑制の試みが今後さらに重要になってくると感じます。
●受理番号第4号 「年金削減中止を内閣総理大臣に求める意見書提出に関する陳情」
9月議会より継続審議となっている案件です。大きく3つの趣旨があります。
①年金(支給額)の引き下げをやめてほしい
②マクロ経済スライド導入をやめてほしい
③(リスク回避の点から)年金積立金を株式投資等に投入しないでほしい
9月議会中の議論でも出た内容ですが、年金支給額の絶対的な固定は、少子化の進展による現役世代の負担増の固定を意味します。
この点世代間の公平性について陳情者に見解を求めた所、年金財政が破綻することはあり得ないから大丈夫との事でした。
年金財政はけして破綻しない、この前提が正しければ上記3点について何の疑問もありせんが、数十年単位での未来予測などできるはずもありません。
また、社会保障制度は、あらゆる世代間の信頼関係や共同体意識があって初めて成り立つものです。特定の世代が都合をゴリ押しし、世代間闘争をあおるようなことはすべきではないとも思います。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。