地方議員のつぶやきその㉓ 「片方が半人前でもいい?」

地方議員のつぶやきその㉓ 「片方が半人前でもいい?」
地方議会は国会と違って、二元代表制です。
つまり、首長と議会双方が選挙で選ばれ、それぞれが異なる立場から責任を持ちます。せっかくなのですから、そこに積極的な意味が発揮されなければいけません。つまり、二元代表制とは「片方が半人前でも何とかなる」ということではけして無いと思います。
市議会議員の場合は、市内全体からまんべんなく票を貰わなくても、当選はできます。従って、自分の周りにいる特定の市民だけの都合をゴリ押しするのが議員の仕事だと割り切ることもできます。
しかしながら、特定地域の要望を伝えることだけなら、自治会長にもできます。そして、議員とはまさに自治会と同種の仕事しかしていないと思われているからこそ、議会不要論が無くならないのだろうとも思います。
無責任なゴリ押しでも、後の全体の調整、予算の担保等は誰かが何とかしてくれるだろうという甘えがあるからそれで済むのでしょう。
それはまさに半人前なあり方のようにも思います。
そうではなく、歳費をもらっているかいといいますか、ある種のプロ意識、市内全体を鳥瞰的に見て公平さとは何かを考える視点などが重要で、少なくとも首長と同レベルの責任意識を持たなくてはなりません。
いっその事、二元代表制をやめ、国政と同じように議員内閣制にすれば、否応なくプロ意識が生まれるのではと最近よく思います、

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