核廃絶への道

首相、原爆資料館見学 「祈平和」と記帳
2013.8.6 15:27 MSN産経ニュース

安倍晋三首相は6日午前、広島市での平和記念式典に出席した後、原爆資料館を訪れた。志賀賢治館長の案内で、被爆直前と直後の市街地を再現した模型や、原爆によって負傷した市民の写真などを見学した。記帳台では「祈平和」と記した。
 首相はこの後、約100人の被爆者が入所している同市中区の原爆養護ホーム「舟入むつみ園」を訪問し「(投下から)68年を迎えたが、皆さんが負った傷は癒えることはないと思う。私たちは原爆の非道な結果を決して風化させてはならない」とあいさつ。入所者に見舞金や花束を手渡した。

我々が日常生活において武装しないで暮らしていけるのは、いざとなれば警察が必ず駆け付け、公平に正義を行使してくれるという確信があるからです。
国によっては、この確信が無い例も多いようで、その場合はご家庭にカラシニコフが置いてある北斗の拳状態となりますが、それはある意味仕方のないことだとも思います。

国際社会には警察はいませんし、こういった安心感はありません。
侵略的志向のある大国に隣接し、かつ有力な同盟国もいない小国があると仮定し、小国が自力で安全保障を担保しようとすると、通常戦力ではかないませんので、核武装によって大国の侵略を抑止しようとする可能性もあります。
この場合、小国に対して核廃絶をさせるには、核兵器の悲惨さを説くだけでは恐らくダメで、予測される侵略に対する安全保障を担保していく必要があると思います。

「私たちは原爆の非道な結果を決して風化させてはならない」と文中にもありますが、核兵器は一発残らず無くすべきであり、その為に現実的で有効な努力を、わが国としてもしていくべきです。
その為にも、あたかも警察がいるかのような国際環境を実現すること、侵略=武力による現状の変更があった場合、世界中の国が阻止に動くような環境が必要不可欠に思います。
集団安全保障の議論もありますが、世界平和に対して具体的に貢献できるような体制づくりにつながってほしいと願います。
内心では侵略が悪いとは考えていない国は明らかに存在します。

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