成長と分配どっちが先?

昨日のブログに、成長なくして分配もないのでは?と書いたのですが、書いてる時から、あれ本当にそうかなと感じました。
つまり、「分配すれば成長するんだ」があり得るかもしれないと。
でも、分配→成長があるとして、メカニズムがよく分からないのです。
 
例えば、低所得者への手当て系の政策を手厚くすれば、国民の将来への不安が払しょくされて消費にお金を回すようになる、結果として成長するという事でしょうか。
つまり、現状で低所得者ほど貯蓄率が高いという事?
そんなことも無い気がします。何かピンとこないなあ・・・。
 
参議院の選挙が近いので、各政党の公約を見ていかなければと思いますが、一つ気を付けなくてはならないと思うのが、分配系の政策に関して、「分配する」の「主語」は何かと言うことです。
地方自治体に権限・財源を分配して、各地で合理的な政策を考えてもらう、なら良いのです。
ですが、結局は国に全部を集めて、分配する。もちろん、優先順位に関しても国が決めるとなりはしないかと。
考えてみると、1回全部国に集めて分配する政策は、国の権限や裁量を高めると言う点から、国会議員や国家公務員にとって、「都合の良い政策」なのです。
下手をすると、地方自治体「ごとき」に任せたらうまくいかない、悪さするに違いないという歪んだエリート意識も背景にあるのかもしれません。
実際に、そんな趣旨の発言をした国会議員を私は知っています。
 
 
 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カテゴリー

アーカイブ

ページ上部へ戻る