国内政策はもちろんのこと、外交という次元においても、個人や企業が主役であって、
政治・行政はあくまで補佐に過ぎないのではないかとよく思います。
えらい人が壇上で演説をして、こうしろと「命令」して、それだけで社会が変わることはないでしょう。
変わったとしても、変えたのは個人や企業であって、えらい人はきっかけをつくったに過ぎません。
中国は経済的にも政府支出を占める割合がとても大きく、つまるところ社会主義なわけですが、
あらゆる面で、「政治的に」「上から」解決しようとする態度が強すぎる気がします。
経済的に考えてみても、魅力的なサービス・商品があってこそ世の中がよくなるわけで、
そしてそれができるのは民間だけだと思います。
ロシアはT-34という傑作戦車はつくれても、フォルクスワーゲンは作れませんでした。
市場において、民業を圧迫しないこと、自由に創意工夫が行える環境を規制緩和などによりつくること、
こういったことが政治・行政の立場としては大事なのだろうと思います。
逆に考えると、現状に関する責任も民間にこそあると言えるかもしれません。
世の中に不満があるならまずは自分を変えろということでしょうか。
ゴミのポイ捨てはしなしとか、信号は守るとか、そういった小さなことの積み重ねが社会を作っているの
だと思います。
中国政府にはそういった発想はないようです。
政治家(エリート)が世の中を作っている!というところでしょうか。
そんなことはありません。
コメント
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何も書いてないんですが…