大阪の熱気

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本日は、一日大阪に遠征し、大阪都構想の是非を問う住民投票に関してお手伝いをさせて頂きました。
いったいどうやって道路使用許可取ったのか気になるくらいの規模、大名行列のごとき大がかりなデモが行われるなど、見たことがない熱い状況でした。
史上最大の住民投票とも言われていますし、賛成者も反対者もある意味必死なのでしょう。全般的な印象として、市民の方も含めて結構攻撃的になっている人も多く、殺伐とした空気も正直な所感じました。
個人的にも街頭活動等行っていますと、かなり「ワイルドな」詰問をされるといいますか、率直に言うとからまれるような場面もあり、深ーい対話ができるという意味で貴重な体験でした。
民主主義の一場面として、有権者の権能をこれほど明確に発揮できる機会は本当にまれで、大阪市外の人間としてもうらやましく感じます。
私は大阪の人間ではありませんので、大阪の具体的な細かい問題に関しては語れません。
でもあえて少しだけ述べさせて頂くと、反対意見の中に「今の制度のままでも大阪の活性化はできる」というものがあります。
今の制度は「欠点しかない制度」とは言えません。政令市と県の並列は他の自治体にもあります。
確かに関係者の意識次第では、現体制で大阪の活性化は理論上はできるのでしょう。
しかし、それならばなぜ今まではできなかったのか、やらなかったのかという疑問がわきます。
関係者の意識だけでなく、しくみを変えることで前に進みやすくなる、そのようなこともあるのではないか。
また、従来の地方自治においては、政治家も含めて如何にして東京からお金を引っ張ってくるかという発想に立ったものが多かったようにも感じます。
今回の大阪都構想は全く逆で、大阪側からどれだけ活力を生み出すかという発想からきている点に歴史的意義があると感じます。確かに東京への「おねだり重視」ならなるべく図体は大きい方がよいでしょう。
明日の投票日にどのような答えが出るにせよ歴史的な一日となります。
あまりにもったいないので、大阪市民の皆様は少なくとも棄権だけはしないでほしいと切に切に願います。

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